ゆらぎは景色
釉のムラ・貫入・濃淡は、同じ窯でも一枚ずつ違う。均一を装わず、ロットの幅を景色として納める。
三寸角・馬目地の割付例。釉は青磁、目地は標準。標準光・客観距離での見え方。
色見本を眺めて選ぶのではなく、用途と光のなかで割り付けてから決める建材です。三寸角を基準に、寸法は一寸刻みで指定でき、受注は一平米単位。窯入れから約6週でお届けします。
同じ釉でも、用途と光で見え方は変わります。左の割付盤で並びと目地を決め、右の適用面で施工後の見え方を近接と客観の両方で確かめる。色を選ぶのではなく、場を割り付ける。
用途を選ぶ
釉を選ぶ
割付盤 — 三寸角・馬目地。タイルの並びと目地の関係を見る。
目地・連続性・面積。離れて壁面で見たときの印象。
釉薬のムラ・表面反射・粒度。手元で見たときの質感。
この用途では
選択中の釉
釉の色は塗料ではなく、土と灰と火の反応です。一枚ごとのゆらぎを欠点ではなく景色として扱い、寸法だけは精密に管理する。それが建材としての陶寸の線引きです。
釉のムラ・貫入・濃淡は、同じ窯でも一枚ずつ違う。均一を装わず、ロットの幅を景色として納める。
色はゆらいでも、寸法はゆらがせない。焼成後の収縮を見込んで成形し、抜き取りで全数の寸法を管理する。
美濃の窯で焼成。土・釉・火の履歴を記録し、追加ロットでも景色の幅を合わせる。
いずれも三寸角を基準に、一寸刻みで寸法指定が可能。色は焼成のたびに幅を持ちます。
青磁せいじ
貫入を伴う透明感のある青緑。光で深さが変わる。
織部おりべ
濃淡の流れを残した深い緑。器の景色をタイルへ。
飴釉あめゆう
飴色の透層。厚みのある反射と暖かさ。
瑠璃るり
深い藍紺。濡れたような反射で面を締める。
辰砂しんしゃ
還元焼成の銅赤。一枚ごとに赤の出方が違う。
鉄釉てつゆう
鉄分の黒褐。マットで光を吸い、陰影で見せる。
灰釉かいゆう
藁灰の淡い灰青。素地の表情を活かす。
白磁はくじ
わずかに温かい白。目地と寸法の通りが際立つ。
同じ釉が、洗面・厨房・玄関・壁面でどう読めるか。距離と光を変えた施工事例から、採用判断の手がかりを。
鏡前の壁面 — 青磁・馬目地
近接視と反射を活かす配置。
コンロ背面 — 鉄釉・通し目地
汚れと熱に強いマット+濃目地。
土間床 — 灰釉・網代
斜光で質感が立つ床の防滑配置。
採光壁 — 瑠璃・通し目地
光の移ろいで色が動く半光沢。
感覚で選んで終わりにしない。サンプルで現物を確かめ、設計者は寸法表と割付データで詰める。
TOH-SUN — MADE IN MINO, JAPAN