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これは 44dat が制作したデモサイトです。掲載している店舗・企業・商品はすべて架空で、実在のものとは関係ありません。

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Terravoir テラヴォワ — 在来種継承 担い手に登録する

在来種継承プラットフォーム

土地の記憶を、種から継ぐ。

気候が変わり、担い手が減り、名前ごと消えていく野菜がある。

Terravoir は、在来野菜が生きられる条件を衛星の目で読み、

その種を次の栽培者へ手渡すための継承インフラです。

冬の朝、霜の降りた在来野菜の畑を高い空から見下ろした風景

OBSERVATION

野菜は、品種ごと消える。

在来野菜は、種苗店には並ばない。その土地の気候と食卓に合わせて、何世代もかけて選び継がれてきた、その土地だけの品種。種を採る人が絶えれば、種も、栽培の勘所も、料理の記憶も、一緒に消える。

Terravoir は、消えかけている品種から順に、由来と危機度と生存条件を記録している。記録は保存のためだけではない。種がもう一度畑に還るとき、どこでなら生きられるかを示すためにある。

古い種苗ラベルの上に置かれた在来野菜の種子を手のひらで受けている様子
アーカイブ収録
128品種
栽培者10戸未満
61品種
栽培者の平均年齢
74

Terravoir 在来種調査 2026年6月時点

ARCHIVE

消えかけている品種から、記録する。

品種を選ぶと、その野菜の由来、いまの危機度、そして生き延びるために必要な条件が開きます。

  • 存続 採種の体制が維持されている
  • 危急 栽培者が10戸前後まで減少
  • 消滅寸前 栽培者が数戸。種子の断絶が近い

品種を選ぶ

灰岳山麓 — 東北内陸・信越 灰岳かぶ

Brassica rapa

赤紫の肩を持つ在来かぶ数個を乾いた土の上に並べた静物

由来

雪の下で越冬させると、繊維がほどけて甘みが立つ。灰岳の集落では、根雪の前に土を寄せ、春の雪解けと同時に掘り出してきた。焼き畑の名残をとどめる、赤紫の肩を持つかぶ。

危機度

危急

栽培
11戸
種子保存
自家採種のみ
初出記録
1832年(天保3年)

継承者の声

「祖母の畑から三十粒。それが今年、十一戸ぶんの種になりました。」

継承4年目・栽培者

汐見崎 — 九州北部沿岸 汐見崎なす

Solanum melongena

深い紫の小ぶりな長なすを古い木箱に収めた静物

由来

海霧が走る岬の段々畑で、潮風に鍛えられて皮が薄く締まる。焼くと蜜のように崩れる小ぶりの長なすは、行商の船とともに湾を渡った。いま、種を採り続けるのは三軒だけ。

危機度

消滅寸前

栽培
3戸
種子保存
種子バンク委託済
初出記録
1911年(明治44年)

継承者の声

「味を知っている人が湾の周りにまだいる。それが続ける理由です。」

継承12年目・栽培者

鴉羽郷 — 北関東 鴉羽ねぎ

Allium fistulosum

曲がった白ねぎの束を土間に立てかけた静物

由来

火山灰の深い土に斜めに伏せ込み、曲がりながら軟白部を伸ばす。鴉の濡れ羽色と呼ばれた葉の照りが名の由来。冬の鍋のために、四十二戸がいまも畝を立てる。

危機度

存続

栽培
42戸
種子保存
産地内採種組合
初出記録
1774年(安永3年)

継承者の声

「組合で種を採る畑を分けて持つ。誰かが欠けても、種は残る。」

採種組合・代表

月白の郷 — 東海・近畿内陸 月白うり

Cucumis melo

青白い皮の在来うりを藍染の布の上に並べた静物

由来

月白と呼ばれる青みがかった白皮は、盆地の寒暖差がつくる。粕床に一年寝かせる漬け瓜として、酒蔵とともに栄えた。蔵の数だけ、瓜の畑があった。

危機度

危急

栽培
8戸
種子保存
自家採種+委託
初出記録
1689年(元禄2年)

継承者の声

「蔵が一軒戻ってきて、瓜の注文が二畝ぶん増えました。」

継承6年目・栽培者

雪袋の谷 — 北陸・信越 雪袋豆

Glycine max

藁の袋から出した艶のある在来大豆を升に盛った静物

由来

豪雪の軒下に藁の袋で吊るし、ひと冬かけて乾かす。煮ると皮が破れず、ふくらんで艶が出る在来大豆。かつては嫁入り道具の味噌のために、どの家も一畝を守った。

危機度

消滅寸前

栽培
2戸
種子保存
委託準備中
初出記録
1856年(安政3年)

継承者の声

「この豆の味噌を仕込める、最後の代にはならないつもりです。」

継承2年目・栽培者

SURVIVAL ATLAS

その品種が、生きられる土地。

衛星が観測した日射・降水・地表温を品種の生存条件と重ね、いま栽培できる土地を割り出します。地図の色は、その品種の危機度です。

観測点は Terravoir 観測網の集計単位で、実在の行政区画を示すものではありません。

生存域

危急 灰岳かぶ — 東北内陸から信越の豪雪帯

消滅寸前 汐見崎なす — 九州北部の海霧がかかる沿岸

存続 鴉羽ねぎ — 北関東の火山灰土の台地

危急 月白うり — 東海から近畿の内陸盆地

消滅寸前 雪袋豆 — 北陸から信越の豪雪の谷

生存条件の観測値

日射量
12.4 MJ/㎡・日
年降水量
2,180 mm
生育適温
14–19
土壌
pH 6.0 火山灰混じり壌土
日射量
15.1 MJ/㎡・日
年降水量
1,890 mm
生育適温
22–28
土壌
pH 6.5 砂質壌土
日射量
13.8 MJ/㎡・日
年降水量
1,240 mm
生育適温
16–22
土壌
pH 6.2 黒ボク土
日射量
14.6 MJ/㎡・日
年降水量
1,560 mm
生育適温
20–26
土壌
pH 6.4 沖積壌土
日射量
11.9 MJ/㎡・日
年降水量
2,460 mm
生育適温
15–21
土壌
pH 5.8 重粘土

衛星観測 2025年平年値・産地気象台の補正済み

STEWARDS

種は、人の手の中で生き延びる。

アーカイブは出発点にすぎません。品種が生き残るのは、畑と、貯蔵庫と、台所。それぞれの持ち場で種をつなぐ人がいます。

雪の残る畑に立つ若い農家のポートレート

栽培の担い手

早瀬 圭

移住就農5年目。離農した師匠の畑ごと灰岳かぶを引き受け、雪下栽培の勘所を記録しながら次の一戸を探している。

「畑を継ぐというより、畑のやり方ごと預かった感覚です。」

種子保存庫で小瓶のラベルを確認する研究員のポートレート

種子の番人

志田 千夏

種子保存施設の研究員。発芽率が落ちる前に種子を低温休眠へ移し、委託された品種の系統を台帳で管理する。

「眠らせるのは止めるためではなく、起こす日のためです。」

古い台所で在来野菜を仕込む料理人のポートレート

食文化の継ぎ手

大迫 遼

料理人。産地に残る漬け方・煮方を聞き書きし、品種ごとの調理記録をアーカイブへ寄せる。味の記憶が畑を呼び戻すと信じている。

「レシピが残れば、畑に戻る日が来ます。」

JOIN

あなたの畑を、種の還る場所に。

Terravoir への参加のかたちは三つあります。どれも、種がもう一度土に触れるための持ち場です。

  1. 栽培を引き受ける

    生存地図があなたの土地に合う品種を示します。種子と栽培記録一式、産地の継承者との引き合わせまで伴走します。

  2. 種子を託す

    続けられなくなる前に、種と栽培の勘所をお預かりします。自家採種の系統はそのまま、保存と記録を引き受けます。

  3. 記録を支える

    聞き書き、写真、調理記録。畑に立たなくてもできる継承があります。アーカイブの編集会員として関われます。

登録は無償です。種子の受け渡しには産地の継承者との面談を挟みます。