WEDDING & celebration
招待状と、慶事の紙
結婚式の招待状、命名の報せ、茶会の案内。受け取る人が最初に触れる「当日の空気」を、紙の厚みと圧の深さで仕立てます。返信はがき・席次表まで一式で組むと、書体と余白が揃います。
招待状の仕事を見るWHY LETTERPRESS
結婚式の招待状、開業の挨拶、一生に一度の名刺。ロンボ活版印刷所は、版を組み、紙を選び、一枚ずつ手差しで刷る蔵前の小さな印刷所です。速さでは負けます。そのかわり、指先でわかる圧痕と、繊維に沈む藍の色で、言葉の重さをそのまま渡します。
THE WORKSHOP IN NUMBERS
OUR WORK
WEDDING & celebration
結婚式の招待状、命名の報せ、茶会の案内。受け取る人が最初に触れる「当日の空気」を、紙の厚みと圧の深さで仕立てます。返信はがき・席次表まで一式で組むと、書体と余白が揃います。
招待状の仕事を見る
BUSINESS prints
名刺、ショップカード、包み紙、ぽち袋。手渡しの多い商売ほど、紙が営業をします。褪せない油性インクと、指が覚える凹凸で、屋号を長く記憶に残します。
事業印刷の仕事を見る
PAPER × PRESSURE
深い圧痕は活版の魅力です。ただし紙が薄いと裏に山が出て、宛名や二面目の文字を邪魔します。だから工房では、紙ごとに圧の推奨域を決めて、その中で刷ります。
コットン 450g/㎡
推奨圧 0.20–0.35mm ・ 招待状・カード
招待状の主役。深圧で影が立つ
局紙 210g/㎡
推奨圧 0.10–0.20mm ・ 名刺・挨拶状
両面刷りの上限はここ
ハトロン 90g/㎡
推奨圧 0.03–0.08mm ・ 包み紙・帯
圧よりインクの乗りで見せる
裏写り域
薄い紙 × 深い圧。裏面の文字が読みにくくなるため、お受けしていません
SIX STEPS
最短6日。試し刷りには立ち会えます。
用途・部数・渡し方を伺います。文字数と紙が決まれば、概算はその場でお出しできます。
書体・字間・余白を決めます。校正は PDF ではなく、実寸の紙でお送りします。
原稿から樹脂版・亜鉛版を起こします。細い罫は欠けやすいので 0.2pt 以上でお願いしています。
紙目と刷り位置を 0.1mm 単位で合わせます。2色刷りの精度はこの工程で決まります。
圧とインク量を決める一枚。工房での立ち会いを歓迎します。ここで「もう少し浅く」が言えます。
一枚ずつ手差しで刷り、油性インクを一晩寝かせてから断裁します。急がないのは、ここのためです。
CASES
山内家 結婚招待状 一式
コットン 450g/㎡ ・ 藍2色 ・ 120部
宛名は書家に依頼されると伺い、にじみの少ないコットンを提案。封筒の菱形飾り罫は空押しで、招待文の藍を主役に残しました。
呂香堂 開業挨拶状と名刺
局紙 210g/㎡ ・ 墨1色 ・ 300部
お香の店の開業一式。局紙の絹のような面に墨一色、圧は 0.15mm に抑えて、裏面の店案内を守りました。
私家版詩集『汀』表紙
局紙 210g/㎡ ・ 空押しのみ ・ 60部
インクを使わない空押しだけの表紙。題字は影でしか読めません。「静かな本にしたい」という註文への、工房の答えです。
ATELIER
活字棚は祖父の代の印刷所から引き取ったもの。主力のプラテン機は 1962 年製で、今も部品を替えながら毎日動いています。屋号のロンボは、組版で行間を埋める菱形の込め物からもらいました。文字にならない余白を支える仕事でありたい、という願掛けです。
見学は予約制ですが、刷りの立ち会いはいつでも歓迎です。インクと機械油のにおいのする六坪に、束見本と圧の見本を揃えてお待ちしています。
佐野 遼 主宰・刷り
印刷会社でオフセットを8年。速い印刷を知ったうえで、手差しの遅さに戻ってきました。
三隅 文 組版・設計
元・書籍装丁。書体を選ぶ時間がいちばん長い、と本人は言います。